岡山県立博物館
写真は、半鐘の鋳型(木製)です。
 鋳型とは、鋳物を鋳造するための型のことです。半鐘とは、鋳物製の小型の釣り鐘のことで、もとは、寺院や陣中火災の合図に打ち鳴らしました。火の見櫓や火の見梯子などに取り付けられ、近くで起こった火事や天災を知らせるための警報として使用されました。寺院にある梵鐘より小さいため半鐘といわれます。
 梵鐘も半鐘も「外型(そとがた)」と「中子(なかご)」の二つの鋳型をつくり、これを重ね合わせた時にできる隙間に、溶けた青銅を流し込み造られました。
 この木型は半鐘の外枠を成型するときに使用しました。上下を逆さまにし、コンパスの様に回転させながら型を作りました。
 9月1日は防災の日。大正12(1923)年9月1日に発生した関東大震災。また、9月は台風の襲来も多いとのことから、「災害への備えを怠らないように。」と、昭和35(1960)年制定されました。
 国民一人一人が台風、高潮、津波、地震などの災害について認識を深め、これに対処する心構えを準備しようというのが、「防災の日」創設のねらいだったようです。どこでどんな災害に見舞われるか分からない現代。みなさんは万が一の災害に備えて、どのような備えをしていますか?
 ちなみに、半鐘は、現在のサイレンや防災無線のことです。